一穂ミチの「スモールワールズ」にじんわりと圧倒されました

スモールワールズ 一穂 ミチ (著) 講談社 一穂ミチの「スモールワールズ」は、直木賞の候補にもなったし、その前から多くの書評に取り上げられていて高い評価を受けていた。「小説現代」に連載された短編が本書として2021年4月に上梓されていて、ようやく年を越して私は読了した。 本書は全6篇からなるが、第1話の「ネオ…