三頭山〜仮病とヒグラシ、変わりゆく奥多摩、変わらぬ山の呼吸

梅雨という言葉が、年々その存在感を薄めている。とはいえ、令和の始まりの頃には、登山者にとってはまだ切実な季節の試練だった。週末クライマーにとって、梅雨の時期ほど悩ましいものはない。いかに晴れの谷間に山へ向かうかが鍵。天候との勝負も登山の醍醐味であり、またそれも楽しからずや。 令和元年6月13日(木)こ…