登魂日記
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晴登雨読『わが山山』〜深田久弥、山への恋文
晴れた日は山に登り、雨の日は山を想う。そんな日々の中で、山岳の書を読むこともまた、ひとつの登山。今回は、昭和9年(1934年)に刊行された、深田久弥さん初の山の紀行・随想集『わが山山』を手に取る。 《山々》ではなく、《山山》。この二文字に、深田さんの山への無限の愛情を感じる。文章には若さの勢いが満ち溢れ…