コロナ危機に下村治が再評価されるべき理由
前回で述べたとおり、下村治は大蔵官僚として、終戦直後のインフレ処理に従事したが、このときの激務がたたって体調を崩し、1948年から1年間、病床に伏せることとなった。その病床の中で下村は、ジョン・M・ケイン…