僕と大学院【第3回】

朝起きてから1、2時間以内のフレッシュな脳味噌で書き物をしたい。長年そう願いながらも、一年に数回しかそんな状況を生み出せずにいる。ならば仕方がない。絶えず、読む。絶えず、書く。せめて心がけだけでもそうあらねば。こんなふうに考え始めたのは、修士2年の頃だったと思う。 狂言の観覧が徐々に定着したのはよいこ…