玉三郎が描く 物語の世界 ― 演出の極意は「シンプル」 | 紡ぐプロジェクト

歌舞伎女形の最高峰で、人間国宝の坂東玉三郎は、役者としてだけでなく、舞台演出家や映画監督としても研ぎ澄まされた感性を生かし、才能を発揮してきた。今年〔2023年〕は、古典歌舞伎以外も多彩な舞台作品を関西で手がけ、その演出力が改めてクローズアップされた1年だった。玉三郎が創作への思いを語った。