源氏物語(未完) / 旧徒然草校閲日記
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桐壺の帖 六、北ノ方の死。ゲンジの事始め。ゲンジと占い師。
(現代語訳) あの北ノ方は、「何を慰めに生きていけばよいのか」と塞ぎ込み「娘のいるところを訪ねたい」と祈った。そして、願いが叶ったのかポックリと逝った。ミカドは、これを深く悔やむ。若君も六歳になったので、今度は何が起こったか理解し、悲しくて泣いた。生前、北ノ方も、「長く自分になついた孫を残して、この…