小川洋子『最果てアーケード』-そこはどこでもない。いつでもない。心の最果て。-

そこは最果て。 貴方の心の最果て。 僕の心の最果て。 小川洋子『最果てアーケード』(講談社 2015年)の話をさせて下さい。 【あらすじ】 使用済みの絵葉書、義眼、微章、発条、玩具の楽器、人形専用の防止、ドアノブ、化石・・・・・・。 「一体こんなもの、誰が買うの?」という品を扱う店ばかりが集まっている、世界で…