「言葉」は「機能」ではなく「器官」である

伊藤計劃『虐殺器官』 まだ読了していないが、 表題はおそらく作品テーマの核心に迫る部分だ。 氏の作品を読むのは、 先日記事にした『ハーモニー』に続き2作目、 デビューわずか2年での病死、 闘病しながらの執筆、 文章表現が巧みで「立体的」にすら感じる。 「死」という永遠不滅のテーマに、 あの手この手で肉薄する様…