ユヴァル・ノア・ハラリ『ホモ・デウス』

非常に危険な本だ。 なぜなら、人が人であり続けるためのハードルが非常に高いことを、史実やデータに基づく事実から痛いほど突きつけてくる内容だからだ。 「人間至上主義」 思えば私たちは、長いことその思想に浴していたのだろう。 人の経験や感情。つまり「心」というものの価値は何ものにも変え難いものだと信じてや…