007シリーズ原作の魅力③:第3作「ムーンレイカー」(初版1955年) The attractiveness of the original series of 007 books③: the third volume, ‘MOONRAKER’(published in 1955)

シリーズの中でも異色の作品です。そう感じる一番の理由は、海外情報部員であるはずのボンドの行き先が、イギリス国内であることです。それも、ドーバー海峡に面する白亜の崖、そこに建設されたミサイル発射基地という限られた場所が、今作におけるボンドの活躍の舞台になります。 This work is quite unusual of all the …