月と六ペンス サマセット・モーム 著 / 阿部知二(翻訳)

ご近所にも親戚にも友人にもまったく引け目なく過ごせる安定職についていた夫が、突然仕事と家庭を捨てた。妻は「女の存在」を疑う。 出て行った夫の目的は何なのか。この小説は、探偵のようにちょっと探りを入れてみることを依頼された別の男性の視点で進んでいきます。 現状を変えるときの周囲の反応を通して人間のエゴ…