神曲 煉獄篇 ダンテ 著 / 三浦逸雄(翻訳)

わたしはこの本ではじめて煉獄(れんごく)という言葉を知りました。天国と地獄の間にあって、ここでがんばれば天国へ入れたるよーという、なんだか三位決定戦の試合会場のような場所。地獄にいた人たちがとてもおもしろかったので、そのあとに読むと「地獄のほうが楽しそう」なんて思ってしまうのですが、それはあくまで…