哲学の先生と人生の話をしよう 國分功一郎 著

「自分に嘘をつくというのが生きることにおいて一番良くない」「人はひとりで考えていると碌なことになりません」というフレーズが印象に残る本。著者が「観念でしかないものを口に出して物質化しましょう」と書いているのを読んだとき、とてもよい意味で頭の力が抜けました。言葉にするというのは物質化しているというこ…