人間の絆 サマセット・モーム著 中野好夫(訳)

人がやさしくなるために、それぞれの道がある。サマセット・モームはこの小説を40歳の頃に発表している。── ということは、この振り返りを30代の後半ですすめていたわけか。この小説は自伝的小説と言われていて、幼少期から30歳くらいまでのひとりの男性の人生が書かれています。 これまでに読んだ小説もそうだったけれど…