イワン・イリッチの死 トルストイ著/米川正夫 (翻訳)

こんなの一回死んでみないと書けないはずなのに、どうしてこんな文章を書けたのだろう。イタコとの共作? なーんてことを思うほど、「死ぬ間際までの意識の実況」が細かくて驚きました。 この小説の主人公は45歳で亡くなります。 自分の幸福への視点を見つけられないまま人生が終わってしまうかもしれない。このことに、残…