かくも甘き果実 モニク・トゥルン著/吉田恭子(翻訳)

こういうのを歴史小説というの? 驚きのおもしろさで、わたしにとってはサスペンスでもありました。 語り手の独白にどんどん引き込まれます。ああそうか、この人が話しているのはラフカディオ・ハーン(日本名:小泉八雲)のことなのね。で、この人は誰に語りかけているの? エレサって誰? 最初はそんな感じで、語り手の…