研究日誌
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愛国者としてのフッサール
フッサールは公刊著作では自分の政治的なスタンスをはっきりと明かすようなことをほとんどしないのだけど、数少ない(ひょっとしたら唯一のといっていいかもしれない)例外として、ブレンターノの追悼文(1919年刊行)での以下の箇所が挙げられる。 信頼できる友と見た者には自分の政治的信念や宗教的信念また自分の個人的…