【読了本四冊】白川静+梅原猛『呪の思想 神と人との間』(平凡社ライブラリー)、ドニ・ユイスマン『美学』(白水社文庫クセジュ)、斉藤幸平『人新世の「資本論」』(集英社新書)、鈴木大拙『華厳の研究』(角川ソフィア文庫)

白川静+梅原猛『呪の思想 神と人との間』(平凡社ライブラリー 2011, 平凡社 2002) 日本が誇る変人師弟対談。白川静が師、梅原猛が弟子という、異次元を垣間見させてくれるような組合せ。 独自の思想を抱いてしまった思想家の語りが日常の思考を揺さぶらずにはおかない。 本書の中では「訓読みをするのは日本人だけです…