ジル・ドゥルーズ+フェリックス・ガタリ『千のプラトー』(原書 1980, 河出書房新社 1994, 河出文庫 2010)

すごかった。笑える哲学書というのもめずらしい。本文もそうだけれどインパクトのある挿入図が独特で、その突飛さに思わずなんども吹きだした。笑いだけではなく、おそろしくいろいろなものがつめ込まれている。喜怒哀楽、戦慄、絶望、恐怖、愛、戦略、計画、抵抗、逃走、そして闘争。全15章からなる『千のプラトー』は…