生死自在 (河口慧海著)

本書は明治37年6月1日に序文が書かれており、その直前の華族会館火曜会での講演録をほぼそのまま刊行したものである。日露戦争は明治37年2月6日から38年9月5日まで続いたので、その最中での講演だったわけだ。第1回チベット旅行から帰国したのが明治36年5月20日(38歳)で、各地で講演していた。大倉…