『源氏物語』の空蝉を詠む歌

許されぬ源氏の愛に堪えかねて人妻の身を悔やむ空蝉 光源氏の強引な求愛に抗うことができなかった空蝉(うつせみ)。人妻の身にはあるまじきことと憤るものの、「いとかく憂き身の程の定まらぬ、ありしながらの身にて、かかる御心ばへを見ましかば、あるまじき我が頼みにて、見直し給ふ後瀬をも思ひたまヘ慰めましを・・・」…