飛ぶ以外にも胸筋は使われている! 潜水する鳥たちの形態の違いと、中生代の鳥類の生活様式の検証

鳥は羽ばたいて空を飛ぶとき、胸筋を使って翼を羽ばたかせます。飛べる鳥の体重に対する胸筋の量は平均で約20%もあります(テネケス 1999)。これほどの胸筋を蓄えられるのはそれだけ発達した胸骨があるからです。鳥の胸骨は「竜骨突起」と言い、その名の通り、船の竜骨のような形をしています。竜骨突起をもつ鳥は白亜紀…