チェルノブイリとフクシマの祈り

8年前、『チェルノブイリの祈り』の著者、スベトラーナ・アレクシエーヴィチさんのインタビューを、「ふぇみん」(2003年11月15日号)で読んだ。その中で、特に記憶に引っかかっていたのが、次の一節だ。 汚染地域から疎開させられた人々の心の傷になったのは、家を残し墓を残して新しい生活を始めなければならなかったこ…