『チェヴェングール』アンドレイ・プラトーノフ/工藤順、石井優貴訳

好きな人や物が多すぎて 退屈な本は、退屈な読者から生まれる。(p.186) <<感想>> ---どちゃくそ面白いじゃねぇかよぉ、クソったれがよぉ!--- この怪作・奇作を他の作品で例えるのは難しい。強いていえば、神の代わりに共産主義を据えたドストエフスキー作品である。あるいは、ソ連版『ドン・キホーテ』であり、赤い『ツァ…