ウラジーミルの微笑
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2-12『ブリキの太鼓』ギュンター・グラス/池内紀訳
その時は笑って虹の彼方へ放つのさ そのときどきの出来事が表面では貪欲にからみ合う糸となって物語をつくっていても、裏ではすでに歴史に編み込まれていたとしても、やむをえないことだろう。(p.388) <<感想>> なんとなくの設定は知っているけど読んでない小説ナンバー1。 主人公オスカルは、胎児の頃、羊水の中で、3歳…