「戊辰戦争・エルドラド・若松コロニー・伊藤おけい」

「桜井松之助」が現地に残った仲間に声をかけ、それぞれが苦しい家計の中からお金を持ち寄り、嘗ては夢を描いた入植地「若松コロニー」の見える丘に「おけい」の墓碑を建立した。 カンプ家に残り「おけい」の最期を看取った松之助も日本に戻ることなく、カンプ家の使用人として67歳の生涯を全うした。最後までこの土地を離…