魚はなぜ減った?/宍道湖の生態系とネオニコチノイド系殺虫剤
島根県・宍道湖で、1993年からウナギとワカサギの漁獲量が激減。著者は同時期から水田で使われ始めた「ネオニコチノイド系殺虫剤」が原因ではないかと仮説を立てた。かつて使用された毒性の強い農薬とは違い、ネオニコチノイド系殺虫剤が魚を直接殺したわけではなさそうだ。原因を突き止めるためには、水中の生態系と食物…