そこに生活のすべてがあった『この村にとどまる』

この村にとどまる (新潮クレスト・ブックス) 映画にもなったパオロ・コニェッティ『帰れない山』以来のイタリア文学を読んだ。 マルコ・バルツァーノ著『この村にとどまる(原題Resto Qui)』は、今ではダムに沈んでしまった、かつて存在した村で生きた女性の話である。 主人公はイタリア北部チロル地方の山間の渓谷にある…