位置取りに問題を限定する

*寺田寅彦、存在の読み替えについて第11回 存在を、「他のものと共に在るにあたってどのようにあるか」という問いに答えるものから、ただ無応答で在るだけのものへすり替えることで、向日葵も、机の一辺も、その表面も、蜜蝋も、位置を占めているという性質しかもたなくなる(いまは力については考察外に置く)。つまり、…