にぎり飯は「存在のすり替え」を観たあとに喰らおう

*あたらしい知覚論をください第3回 先ほど、俺が歩み寄ると、松の木の姿や蝉の鳴き声(音)が刻一刻と変化するのを確認した。松の木や蟬の声はまさに「他のもの(私の身体など)と共に在るにあたってどのようにあるか」という問いに逐一答えるものである。ところが科学は、俺が歩み寄っても、松の木や蟬の声は、これひと…