色に恋したサイボーグ、ニール・ハービソンが問う「人間の条件」
その男は、頭頂部から伸びたアンテナで色を感知する。生まれつきの色覚異常のためグレースケールの世界しか知らなかった少年は「色」を渇望し、それをテクノロジーの力で手に入れた。自ら“サイボーグ”になった男、ニール・ハービソン。彼の営みから見えてくるのは、「人間とは」「アイデンティティとは何か」という根源的…