喜びや悲しみの記憶は、あとから“調節”できる──研究結果は「ディストピアではない」未来につながるか

記憶の感情的な要素をつかさどる細胞を操作することで、感情を増幅したり抑制したりできる──。そんな研究結果を、米国の脳神経科学者らが論文で公表した。つまり、過去の感情をダイヤルを回すようにあとから操作できる可能性が開けた、ということでもある。現段階ではマウスによる概念実証だが、将来的にはうつや不安障害…