複雑な課題を解くカギは「耐える力」にある? ネガティブ・ケイパビリティの技法を学ぶ
事実や理由を拙速に求めず、不確実さや不思議さ、懐疑のなかにいられる能力──詩人ジョン・キーツが19世紀に発見したネガティブ・ケイパビリティなる概念は、こう定義される。地球規模の課題が前景化し、その解決に長期的思考が求められるなか、すぐに答えを見いだそうとしない態度は重要になっていくかもしれない。医療、…