真っ赤に染まった窓と爆発音 101歳の日本人が語る満州事変の夜

「起きろ!」<br /><br />小学5年生の秋の夜だった。姉と枕を並べて寝ていたところを、父にたたき起こされた。<br /><br />「今、10時半の大連行き列車が通過した。何か起こるかもしれん。慌てるな。いいか」<br />