京都喫茶紀行〈1〉ELEPHANT FACTORY COFFEEのみつけかた|倉津拓也 | 週末批評
文・写真:倉津拓也 月の夜に変電所でみたものは象と、象しか思い出せない ── 千種創一『砂丘律』 思想家の岡倉天心によって書かれた『茶の本』は1906年、日露戦争の終結後に出版された。そこには以下のような文章がある。 世界は我欲と俗悪の闇