爆弾拾いがついた嘘 | 現代文学小説 | 小説投稿サイトのアルファポリス

「助手は要りませんか?」 「家政婦の真似事なら他を当たってくれ」  断られるのは無理もない。無資格の学生の身分で一流技術者の門を叩いているのだから。そんな女子学生、冴島一希が目指すのは、内戦の遺物である不発弾の処理業者。命がけの職業であり、女性の前例がない世界だ。 「お前をただ働きの使いっ走…