(あるきだす言葉たち)真夏がゆれる 千坂麻緒:朝日新聞

炎天に短い自分の影を踏む猛暑酷暑が乱発される 言ひ訳を考へてゐる銀色の日傘がひかるくるりと回す 街路樹の豊かな日陰に沿つてゆく息継ぎをする魚のやうに 鬼百合が晒す内臓あの人を赦さなくても良いんだよつて…