『格差社会―何が問題なのか』橘木俊詔 格差社会について知るために

格差社会に早くから着目していた著者の格差論 2006年刊行。筆者の橘木俊詔(たちばなとしあき)は京大大学院の教授(刊行時)。その後2007年に定年退職され、現在は同大の名誉教授。2005年度の日本経済学会会長職を務めている。 本書以外にも1998年に格差社会論の嚆矢とも呼べる『日本の経済格差』を上梓している。格差社…