日銀の22年度物価予想は30年ぶり高水準視野、円安で市場との対話難化

日本銀行が4月の経済・物価情勢の展望(展望リポート)で示す2022年度の消費者物価見通しは、30年ぶりの高水準となる可能性がある。日銀は足元の上昇は一時的とみて現行の金融緩和策を維持する構えを崩していないが、欧米との金利差に伴う円安で正常化観測が広がる市場との対話は一段と難化しそうだ。