3月11日の終わりに

7年前のこの日のことは、生涯忘れることはできません。 大自然のしわぶきひとつにさえ、人間がいかに無力であるかを、嫌というほど思い知らされた日でした。テレビの画面に映し出される映像が、現実のものとは思えなかったのを覚えています。 どれほどの混乱、恐怖、慟哭、絶望がそこにあったことでしょう。 当初、日本中…