必要以上に残酷な気持ちになるとき

机に頬杖をついて、瞼を閉じ、足先から床へと沈み込んでいきそうな感覚に溺れながら心中で呟く。私は別に、あなた個人のことが嫌いなのではなく、どうしてもこの世界を好きになれないだけなのだと。だから時折、ひどく残酷な気持ちになる。傷つけたいとも思う。目の前の柔らかな笑顔が世界の側から危害を加えられてしまう…