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「規則的な現象」としてはたらく幽霊の要素:小野不由美《営繕かるかや怪異譚》
私は幼いころから「怖い話寄りの不思議な話」が好きだった。それらの何に惹かれるのか改めて考えてみると、例えば発生する(遭遇する)怪異の怖さ・奇妙さそのものとか、あるいは祟りの発端、根本原因を探る面白さとかが挙げられるけれど、一番はお話に登場する怪異のシステムやレギュラリティの部分なのだと思う。つまり…