抽斗の奥から出てきた身に覚えのない万年筆が、驚くほど手に馴染む(なぜ?)

いにしえの時代から仕舞いっぱなしのものと、比較的新しい世になってから仲間に加わった文房具の交々が、時には整然と、またある時には雑多に横たわり、私が手に取るまで黙って行儀よくまどろんでいる。いや、むしろ爆睡している。肩を掴んでゆすぶっても、全然目覚めないくらい。久しぶりにその片付けを始めて上から2段目…