意志を持つ少女たち・幻想は現実に存在すること - フランシス・ハーディング作品+α

選挙権、そして社会の中で発言する資格、公に教育を受ける権利など、私達がかつて持ち得なかったものが今この手にはある。それは例えばハーディングの小説『嘘の木』の舞台19世紀に、知的好奇心を胸に抱いた行動力ある聡明な少女が「わたしは悪い例になりたいの」と宣言したことや、それを支えた他の人々の延長線上に存在…