映画『風の中の子供』あらすじ・感想/坪田譲治の同名作品を映画化した清水宏の代表作

映画『風の中の子供』(1937)は児童文学者・坪田譲治が「東京朝日新聞」に連載した同名小説を映画化した清水宏の代表作。子どもたちの日常を生き生きと綴り、父親が困難に陥った際の兄弟愛を抒情豊かに描いている。清水映画を象徴する子役・爆弾小僧(横山準)の腕白ぶりが見事だ。 1938年のヴェネチア国際映画祭に出品され…