[論]仏典翻訳者 大竹晋氏:中外日報

『大乗起信論』成立問題の概要『大乗起信論』は、6世紀前半、南北朝時代末期の中国に、漢文のかたちで現われた仏典である。南朝のインド人僧侶、真諦(499~569)の訳であると伝えられる。ただし、同論については、それが北朝の学…