孝明天皇毒殺説の真相に迫る -中村彰彦 著|単行本|中央公論新社
孝明天皇の崩御は天然痘による病死だったのか。それとも何者かによる毒殺だったのか。著者は関連史料を再読し、死因は急性砒素中毒であることを論じたうえで、その背後で画策した黒幕と置毒した実行犯の女官の名前を割り出す。維新史最大の謎の解明に挑む長篇論考ほか、動乱期を生きた人々に新たな光を当てる史論を集成。