息子の卒業式を前に母が思うこと

息子の卒業式を前に母が思うこと 春の日差しの中 君の手を引いて歩いた まだ小さくてやわらかい手 薄桃色の桜の下 君は緊張した面持ちで まっすぐ前を向いていたね あれから12年が過ぎたけれど 君は今も ちゃんと前を向いている いつのまにか わたしの手を離れて 自分の進むべき道を ただひたすらに見つめている 母親とし…