三橋節子の絶筆「余呉の天女」|大津市
節子は1974年(昭和49年)11月に滋賀県北部へ最後の家族旅行に出かけ、余呉湖を訪れました。そのときの心象を元に、亡くなるおよそ1か月前に入院先の京都府立医科大学附属病院の病室で描いたのが「余呉の天女」です。最後の気力を振り絞るように描き上げたこの作品は近江昔話「余呉の湖哀し」が題材で、スト…